ドイツの作曲家、ヨハン・セバスティアン・バッハにちなんで、1950年に創設された国際音楽コンクール。主催は、ライプチヒ・バッハ資料財団(バッハ・アルヒーフ)。ドイツ東部のライプチヒで毎年、開かれているライプチヒ・バッハ音楽祭の一環として、2年に1度開催。若手音楽家の登竜門として知られている。ピアノ、チェンバロ、バイオリンまたはバロックバイオリンの3部門と、オルガン、声楽、チェロまたはバロックチェロの3部門が交互に開催される。課題曲は、バッハとその同時代の作曲家の作品から選ばれている。2014年7月18日、バイオリン部門で東京芸術大学2年の岡本誠司が1位に輝いた。同部門での日本人の1位は初めて。日本人ではほかに、1980年に男声部門で今仲幸雄、98年に女声部門で本島阿佐子が1位を獲得している。