東日本旅客鉄道(JR東日本、本社・東京都渋谷区)山手線の駅。代々木駅と渋谷駅の間に位置し、所在地は東京都渋谷区神宮前。開業は1906年で、明治神宮の創建を受け、24年に初代駅舎の南側に2代目の駅舎が建設された。2代目駅舎はとがった屋根と露出した木材の骨組みを特徴とするイギリス風建築様式の木造2階建て。2016年6月時点で都内の木造駅舎では最古とされる。ホームは山手線内回り、外回りの1面のほかに、年始の明治神宮参詣用のみに使用される臨時ホームがある。また、北側には宮廷ホームなどと呼ばれる皇室専用のホームがある。1997年には「関東の駅百選」に選ばれた。2014年度の1日の平均乗車人数は約7万人で、駅構内の通路が狭いため、休日などには入場制限が行われることもある。20年の東京オリンピック・パラリンピックでも多くの人の利用が予想されることから、16年6月、JR東日本は新駅舎の建設を発表した。新駅舎は2代目駅舎の南西側に隣接した土地に建て、従来の臨時ホームを山手線外回り専用の常設ホームとするなどしてスペースを拡大する。