相撲で勝負がついたときの、仕掛けた側から見た技のこと。一般に四十八手と呼ばれることも多いが、その数は時代とともに増加し、大相撲を主催する日本相撲協会では2001年1月場所(初場所)から全部で82手を決まり手としている。突き出し、押し出し、寄り切りなどの基本技をはじめ、上手投げ、下手投げ、小手投げなどの投げ手、内掛け、外掛けなどの掛け手、居反りなどの反り手、突き落としなどの捻(ひね)り手、叩(はた)き込み、吊り出し、うっちゃりなどの特殊技に分類される。取組における決まり手は、場内の行司や年寄によって判定され、場内の放送を通じて一番ごとに発表される。82手のほかに、勇み足や腰砕けなど、敗れた側の一方的な動きによって勝負がつく非技が5種類定められており、決まり手と同様に正式な記録として扱われる。