ハーツクライを父、シビルを母として2009年3月8日に生まれた牡の競走馬。生産者は社台コーポレーション白老ファーム(北海道白老郡)。馬主はアニメ脚本家の大和屋暁で、同氏の代表作であるアニメ「銀魂」に登場するキャラクターから馬名がつけられた。11年7月に新潟競馬場で開催された2歳新馬戦で福永祐一が騎乗しデビュー(1着)。翌12年2月のG3アーリントンカップで重賞初制覇。G1初挑戦となった5月のNHKマイルカップでは6着、続く東京優駿(日本ダービー)では11着だった。13年10月の秋の天皇賞でG1初制覇を達成。14年3月にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催されたG1ドバイ・デューティーフリーでは、2着に6馬身以上の差をつける圧倒的な強さで優勝した。そのレース内容が高く評価され、同年1月1日から4月7日までのレースを対象とした国際競馬統括機関連盟(IFHA)の世界競走馬ランキング、ロンジンワールドベストレースホースランキングでレーティング130ポンドを得て、日本調教馬として初めて単独首位になった。同年6月、安田記念でも優勝し、G1で3勝目を挙げる。10月にはフランスのロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞にも挑戦(8着)。帰国後、11月のジャパンカップに出走し2着、12月の有馬記念(4着)を最後に現役引退。15年1月に発表された、IFHAの14年度年間ランキングでも日本調教馬初の1位に輝いた。海外競走を含む通算成績は22戦6勝、2着6回。