2020年東京オリンピックでの活躍が期待されるとして日本陸上競技連盟(日本陸連)が認定する若手陸上選手。同連盟は東京オリンピックで金メダル1個を含むメダル5個獲得を目標に掲げており、戦略の一環として15年1月に14~18歳の選手11人を1期目のダイヤモンドアスリートに認定した。選ばれたのは、ガーナ人の父を持つ男子短距離のサニブラウン・ハキームや、同じく男子短距離選手で男子三段跳び日本記録保持者である山下訓史(のりふみ)を父に持つ山下潤、男子走り高跳びの平松祐司など。全国の指導者が推薦した候補から、選考時点での成績や記録だけではなく、数値化できない将来性を重視して選考した。認定した選手には、海外遠征への積極的な派遣などで国際経験を積ませるほか、選手の適性に応じて種目転向も視野に入れた育成を行う。15年11月には継続して認定された1期生に加え、2期生として男子走り幅跳びの橋岡優輝、男子棒高跳びの江島雅紀の2人が新規認定された。