ラグビー日本代表の愛称。勇敢な桜の戦士たちを意味する。代表チームのジャージーにつけられた桜の花(チェリーブロッサム)のエンブレムにちなむ。日本代表は2003年のワールドカップ・オーストラリア大会で、敗れはしたものの強豪のスコットランド、フランスを相手に善戦。勇敢な戦いぶりから、地元ファンなどにこう呼ばれた。12年4月、オーストラリアを03年ワールドカップで準優勝に導いた名将エディー・ジョーンズが代表ヘッドコーチに就任。長期間の合宿などでチームの強化を進め、13年6月にウェールズから、14年6月にイタリアから、それぞれ初勝利を挙げるなどの結果を残した。15年9月に開幕したワールドカップイングランド大会の1次リーグ初戦でエディー・ジャパンは過去にワールドカップ2度制覇の南アフリカと対戦。フルバック(FB)五郎丸歩の正確なキックや主将のフォワード(FW)リーチ・マイケルのトライなどで得点を重ね、優勝候補の一角を破る大金星を挙げた。この勝利は海外でも「ラグビー史上最大の番狂わせ」などと大きく報じられ、「ブレイブ・ブロッサムズ」の呼び名もメディアで頻繁に用いられるようになった。エディー・ジャパンは続くスコットランド戦では敗れたが、3戦目のサモア戦ではスリークオーターバックス(TB)山田章仁のトライなどで26-5の勝利を挙げ、初めて1大会で2勝を記録した。