水球日本代表チームの愛称。ギリシャ神話の海の神であるポセイドンのように、力強く水中でボールを支配するチームであってほしいという願いから名付けられた。男女ともにこの愛称が用いられる。水球は男子が1900年のパリ・オリンピックから採用され、男子日本代表は32年のロサンゼルス・オリンピックで初参加して4位になった。その後、84年のロサンゼルス・オリンピックまでに計7回出場したが、同大会を最後にオリンピックの舞台から遠ざかった。2004年のアテネ・オリンピックと12年のロンドン・オリンピックでは、世界最終予選に参加する権利を得ながら、オリンピック出場権の獲得は難しいという日本水泳連盟の判断により派遣が見送られた。12年に就任した大本洋嗣監督は水球の常識を破るパスライン・ディフェンスを導入し、日本選手の機動性を生かしたチーム作りを推進。15年12月に中国で開かれたリオデジャネイロ・オリンピックのアジア大陸予選において、中国を破り優勝し、32年ぶりに五輪出場権を獲得した。