小型、軽量で身に着けることができるビデオカメラ。ウェアラブルカメラとも呼ばれる。頭部に装着したり乗り物に取り付けたりしてハンズフリーでの撮影を実現し、従来のビデオカメラでは不可能だった場所や角度から撮影することもできるため、主にアウトドアスポーツで一人称目線の臨場感がある映像が撮れると人気が高まっている。世界的なブームに火をつけたのはアメリカのベンチャー企業GoPro社の「GoPro」で、日本では2012年10月にソニーが参入して以降、市場が拡大。続いてパナソニックやリコーが参戦し、撮影した画像をSNSや動画サイトに投稿するユーザーが増えたことも、人気に拍車をかけた。日本の市場では、ソニーの「アクションカム」シリーズがGoProをしのいでトップシェアを獲得。14年3月発売の第3世代機「HDR-AS100VR」に続き、同年10月には小型化ニーズに対応した「アクションカム ミニHDR-AZ1」を投入した。15年1月には、4K対応の新機種「FDR-X1000V」を発表。アメリカでは同年3月に発売される。GoProも、14年10月に4Kに対応した最新モデル「HERO4」を発売するなど、競争が激化している。