アメリカのミシシッピ州ジャクソンで開催される国際バレエコンクール。正式な名称は、USA国際バレエコンペティション。1979年に始まり、第2回の82年以降4年に1度開かれている。主催はアメリカ・インターナショナル・バレエ競技会。男女別に15歳から18歳までが参加するジュニア部門と、19歳から26歳までのシニア部門があり、各3回の審査で入賞者が決定される。参加者はプロ、アマを問わない。ロシアのモスクワ国際バレエコンクールやブルガリアのバルナ国際バレエコンクールと並ぶ主要なコンクールの一つで、若手バレエダンサーの登竜門として知られている。2014年6月27日、20カ国から約100人が参加した10回目のコンクールのシニア女性部門で、加瀬栞(かせしおり)が金賞、宮崎たま子が銀賞を獲得した。日本人の金賞受賞は06年以来で3人目。加瀬栞は、東京都出身の22歳。3歳からバレエを始め、千葉県松戸市の広瀬・加藤バレエスタジオに学び、イギリス留学を経て、09年にイングリッシュ・ナショナル・バレエ団に入団。13年に、ソリストに昇格した。宮崎たま子は東京都出身の25歳。5歳からバレエを始め、東京都東村山市の金田・こうのバレエアカデミーに通い、イタリアのミラノへの留学などを経て、アメリカのワシントン・バレエ団に所属している。