9×9=81マスを使う通常の将棋よりも少ない、3×3=9マスを使って対戦するミニ将棋。青野輝市九段が、これから将棋を始めたい人や初心者を対象に、将棋の面白さと奥深さを知ってもらいたいと考案。2016年8月25日、出版社の幻冬舎(本社・東京都渋谷区)からゲームとして発売された。日本将棋連盟が監修・推薦しており、対象は6歳以上。駒の種類や駒の動かし方、基本ルールは通常の将棋と同じだが、マス目が少ない分、相手陣地に駒を進めた時の「成り」のルールなどは異なる。また、通常の将棋の場合、駒の初期配置は1種類のみだが、9マス将棋では全40通りの初期配置のパターンが用意されている。たとえば、盤面に3駒ずつ並ぶパターンや、盤面には王(玉)の1駒ずつしかなく、持ち駒が1~2枚あるパターンなどがあり、初期配置によって戦い方が変わってくるのが特徴。初心者だけでなく、中級者や上級者でも、レベルに応じて楽しむことができ、勝つために重要な「詰み」と「王手」を覚えることができるので、確実に将棋の腕がレベルアップできるという。