日本高等学校野球連盟(高野連)の主催で毎年行われる高校軟式野球の全国大会。第1回大会は1956年8月、全国15地区の代表校が参加して、大阪府の藤井寺球場で開催された。当時は全国高等学校軟式優勝野球大会の名称を用いていたが、78年の第23回大会から現在の大会名を使用している。出場校数は96年の第41回大会以降は16校となっており、トーナメント形式で優勝校を決める。また、62年の第7回大会からは、延長戦が続いた場合、試合を中断して翌日再開するサスペンデッドゲーム(一時停止試合)のルールが導入された。現在は15回ごとに試合を打ち切り、翌日に次の回から再開する。2014年8月に兵庫県の明石トーカロ球場と高砂市野球場で開催された第59回大会では、準決勝の中京高校(岐阜)対崇徳高校(広島)戦が3度にわたってサスペンデッドゲームになり、延長50回まで行われたことが大きな話題になった。