海外の滞在や移住の際に提出が義務づけられている在留届の提出義務のない3カ月未満の短期渡航者を対象にした外務省の海外旅行登録システム。「レジ」は「登録」を意味する英語のレジスター(register)の略。2013年1月に発生した在アルジェリア邦人に対するテロ事件をきっかけとして、14年7月1日から運用を始めた。外務省のたびレジ専用サイト(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/)から、旅行予定、旅行者情報などを登録しておくと、滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メール、いざという時の緊急連絡などを受け取ることができる。16年7月に起きたバングラデシュ人質テロ事件など各国でテロが相次ぎ、日本人が巻き込まれる危険性も高まっていることから、文部科学省では全国の大学などに対して、夏休みに短期留学や海外旅行などをする学生らへの注意喚起を促す通知を同月中に出す方針で、「たびレジ」への登録も求めることとしている。