テレビ番組を本来の放送時間に視聴した人に加え、録画して後から見た人のぶんも含めて調べる視聴率。録画視聴率ともいう。ビデオリサーチ(本社・東京都千代田区)が公表する日本国内の視聴率は、放送中に視聴している人の割合のみを調べている。しかし、録画機器が普及した近年は録画したものを見るタイムシフト視聴を行う人が増えており、放送中のデータだけでは視聴の実態を正確にとらえることが難しくなっている。アメリカでは2006年からリサーチ会社のニールセンが録画再生率の調査を開始しており、同社によると13年8月時点でテレビ視聴時間のうち、15%が録画再生によるという。日本でも同月の新聞報道で、ビデオリサーチが10月から関東地方の300世帯を対象に録画再生率の調査を開始すると報じられた。