2020年の東京オリンピックにおいて、開催都市提案によって追加実施される種目。2014年12月、国際オリンピック委員会(IOC)がオリンピック開催のメリットや魅力を高めるため、開催都市に複数の追加種目を提案する権利を認めた。これを受け、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が各競技団体から希望を募ったところ、26の国際競技連盟(IF)が名乗りを上げた。15年6月22日、同組織委員会による1次選考が行われ、野球・ソフトボール、空手、ボウリング、スケートボード、スポーツクライミング、スカッシュ、サーフィン、武術の8競技が通過。同年9月28日、同組織委員会が検討会議を行い、最終選考に残った8競技のうち、野球・ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの5競技18種目をIOCに提案することを決めた。16年6月1日、IOCが理事会を開き、リオデジャネイロ・オリンピック前に開かれるIOC総会に5競技18種目を一括提案することを決定。8月3日、リオデジャネイロで開かれたIOC総会での審議の結果、同組織委員会が提案していた5競技18種目の採択が正式に決定した。野球・ソフトボールは08年の北京オリンピック以来3大会ぶりに復活し、その他の4競技はオリンピック初採用となる。