東京都港区の超高層複合ビル。2014年6月11日に開業した。地下5階、地上52階建て、高さは247メートルで、都内の商業ビルとしてはミッドタウン・タワー(東京都港区)に次ぐ高さとなる。道路の上に建築物を建てる立体道路制度という手法を用い、東京都が施行する市街地再開発事業として環状2号線(戦後占領期に構想された通称「マッカーサー道路」)の虎ノ門~新橋間の整備と合わせて建築。総合ディベロッパーの森ビル(本社・東京都港区)が特定建築者となり、設計は日本設計(本社・東京都新宿区)、施工は大林組(本社・東京都港区)が担当した。1~5階が商業施設および会議施設、6~35階がオフィス、37~46階がマンション、47~52階が日本初進出の高級ホテル「アンダーズ東京」となっている。イメージキャラクターは、ドラえもんによく似た「トラのもん」。みんながワクワクできる「Mirai Tokyo」をつくるために100年後からやってきたネコ型ビジネスロボットで、森ビルと藤子プロが共同制作した。虎ノ門ヒルズの開業と環状2号線の開通に伴い、虎ノ門地区の再開発も加速。20年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた東京再開発計画の先駆けとなっている。