シーナ。ロック歌手。
1953年11月23日、福岡県生まれ。本名、鮎川悦子。75年、ロックバンド、サンハウスのギタリスト鮎川誠と結婚。夫の鮎川らと「鮎川誠&シーナ・ロケット」を結成し、ボーカルとタンバリンを担当した。78年に「涙のハイウェイ」でデビューし、79年、細野晴臣プロデュースのシングル「ユー・メイ・ドリーム」のヒットで一躍ブレーク。バンド名はシーナ&ザ・ロケッツ、シーナ&ロケットと変わり、その後、「シーナ&ロケッツ」となった。82年には、ソロアルバム「いつだってビューティフル」を発売。ミニスカートと網タイツのスタイルを貫き、圧倒的な歌声とパフォーマンスで日本を代表する女性ロックボーカリストとして30年以上にわたって第一線で活躍してきた。2009年には、著書「YOU MAY DREAM」(じゃこめてい)を出版。11年3月の東日本大震災後はチャリティーライブに参加し、被災者の支援活動を行ってきた。14年7月に子宮頸(けい)がんと診断され、その後も治療よりライブを優先し精力的な活動を続けていたが、15年2月14日に死去。61歳。