イトウ・ミマ。卓球選手。
2000年10月21日、静岡県生まれ。両親の影響で2歳の終わりごろから卓球を始める。08年に全日本選手権小学2年生以下の部で優勝し、10年には同選手権小学4年生以下の部で優勝。10歳3カ月で出場した11年の同選手権では、一般女子の部で勝利を記録し、福原愛が持つ最年少記録を更新して話題になった。13年、大阪府の私立昇陽中学校に進学。14年3月のワールドツアー・ドイツオープンでは、平野美宇との13歳ペアを組んで女子ダブルス優勝を果たし、ワールドツアーにおける史上最年少優勝記録を打ち立てた。同年12月、同ツアーのグランドファイナル女子ダブルス優勝。さらに、15年3月のドイツオープン女子シングルスでも初優勝を達成。14歳152日でのワールドツアー・シングルス制覇は、中国の郭躍が03年ジャパンオープン萩村杯で記録した15歳66日を更新して、史上最年少での優勝となった。また15年5月1日、中国の蘇州で行われた世界選手権女子シングルス準々決勝で前回女王の中国の李暁霞を相手に2-4で敗れたが善戦し、福原愛が03年パリ大会で持っていた国内最年少記録を11日塗り替える14歳192日で8強入りを果たした。同年9月の世界ランキングで10位、日本人女子3番手となりリオデジャネイロ・オリンピックの団体戦代表候補に選出。16年3月の世界選手権女子団体では2大会連続の銀メダルに貢献。同年8月のリオデジャネイロ・オリンピックの女子団体(福原愛、石川佳純、伊藤美誠)では準決勝でドイツに負け2大会連続銀メダルを逃したものの、3位決定戦でシンガポールを破り銅メダルを獲得。卓球史上最年少のオリンピックメダル獲得で、夏季オリンピックの日本人選手としては、競泳の岩崎恭子14歳(1992年)に次ぐ年少記録。