コイズミ・キョウコ。歌手、女優。
1966年2月4日、神奈川県生まれ。81年、日本テレビ系のオーディション番組「スター誕生」の第35回決戦大会で優勝。82年3月、「私の16才」で歌手デビューする。以後、「艶姿ナミダ娘」、「渚のはいから人魚」、「ヤマトナデシコ七変化」、「なんてったってアイドル」、「木枯しに抱かれて」、「学園天国」などヒット曲を連発。キョンキョンの愛称で親しまれ、従来のアイドルとは一線を画すキャラクターでトップアイドルとして人気を博す。また、女優としても活躍。主な出演作に、テレビドラマではフジテレビ系「愛しあってるかい!」(89年)、TBS系「パパとなっちゃん」(91年)、同「恋を何年休んでますか」(2001年)、フジテレビ系「最後から二番目の恋」(12年)など、映画では初主演作品の「生徒諸君!」(1984年)、「快盗ルビイ」(88年)、「踊る大捜査線 THE MOVIE」(98年)、「空中庭園」(2005年)、「グーグーだって猫である」(08年)、「トウキョウソナタ」(08年)などがある。「空中庭園」で第48回ブルーリボン賞主演女優賞、「グーグーだって猫である」、「トウキョウソナタ」の二作で第33回報知映画賞主演女優賞などを受賞。舞台でも精力的に活動し、15年上演の「草枕」では、第50回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞した。13年4~9月放送のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」では、能年玲奈演じる主人公、天野アキの母親春子を演じる。同年7月には、同番組の挿入歌「潮騒のメモリー」を天野春子名義でリリースした。読書家としても知られ、05年~14年まで、読売新聞の読書委員を担当。15年10月、同紙に掲載された97本の書評すべてを収めた「小泉今日子書評集」(中央公論新社)が発売された。また、小泉今日子特集を組んだカルチャー誌「MEKURU」VOL.07(ギャンビット)が、16年2月4日の発売直後に品切れとなる売れ行きを見せ、翌日には1万部の注文が殺到して重版になるなど、衰えない人気を誇っている。