キース・エマーソン。キーボード奏者、作曲家。
1944年11月2日、イギリスのランカシャー州生まれ。70年、ボーカル、ベース、ギター担当のグレッグ・レイク、ドラマーのカール・パーマーとともに、ロックバンド「エマーソン・レイク・アンド・パーマー(ELP)」を結成し、キーボードを担当。ロックにいち早くシンセサイザーを導入し、ジャズやクラシックの要素も取り入れたプログレッシブ・ロックを代表するバンドとして、キング・クリムゾン、ピンク・フロイド、イエスなどとともに世界的な人気を博す。71年発売のアルバム「タルカス」は、全英チャート1位を記録。その他の主な作品に、「展覧会の絵」(71年)、「恐怖の頭脳改革」(73年)などがある。79年にバンドは活動を休止したが、90年代に再結成。その後、再び活動を休止し、断続的にソロ活動を行う。日本やドイツの交響楽団のために作曲を行ったほか、83年には日本のSFアニメ「幻魔大戦」の音楽も手がけた。2016年3月11日、自殺。71歳。同年4月には来日公演が予定されており、公演後の引退を計画していたという。