オオタニ・ショウヘイ。プロ野球選手。
1994年7月5日、岩手県生まれ。右投げ左打ちの投手兼外野手。父は社会人野球の選手、母はバドミントンで国体出場というスポーツ一家に育つ。小学3年生で野球を始め、岩手県立花巻東高校在学時は2011年夏の甲子園と12年春のセンバツに出場。12年夏は岩手県大会の決勝で敗れ甲子園出場はならなかったものの、準決勝で高校野球史上初となる球速160キロメートルを記録した。同校卒業後はメジャーリーグ挑戦の希望を表明していたが、12年のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズの1位指名を受け、翌年、同チームに入団。プロ野球では珍しい、投手と打者の二刀流選手として注目を集める。1年目は投手としては3勝0敗、打者としては打率2割3分8厘、3本塁打、20打点。2年目の14年には投手として11勝4敗、打者として打率2割7分4厘、10本塁打、31打点を挙げる。また、同年7月のオールスターと10月の楽天戦でプロ野球最速タイとなる球速162キロメートルをマークした。3年目の15年は打者としては前年を下回る成績だったものの、投手としては15勝5敗、防御率2.24の好成績を残し、最多勝利と最優秀防御率のタイトルを獲得。16年6月5日には、セ・パ交流戦の巨人戦でプロ野球史上最速となる163キロメートルを記録した。