イシカワ・カスミ。卓球選手。
1993年2月23日、山口県生まれ。元卓球選手である両親の影響で、小学1年生から卓球を始める。2005年、小学6年生で全日本選手権に初出場して3回戦まで勝ち進み、「愛ちゃん2世」として注目を集める。同年、大阪市の私立四天王寺羽曳丘中学校に進学。07年、全日本ジュニア選手権女子シングルスで初優勝(10年まで4連覇)。07年の全日本選手権では史上最年少の13歳11カ月で女子シングルスベスト4入り。同年、世界選手権に史上最年少で出場。08年の世界選手権団体戦で銅メダル。同年、私立四天王寺高校に進学し、08~10年の高校総体(全国高等学校総合体育大会)で史上初の女子シングルス3連覇を果たした。09年、全日本選手権女子ダブルスで平野早矢香とのペアで初優勝。11年、高校生として22年ぶり4人目となる全日本選手権女子シングルス制覇を達成。12年にはロンドン・オリンピックに初出場し、女子シングルス4位。福原愛、平野と出場した団体戦では男女を通じて日本卓球史上初の銀メダルを獲得する。14年、日本選手権女子シングルス、女子ダブルス(ペア・平野)優勝。同年、世界選手権団体戦で銀メダルを獲得したほか、国際卓球連盟(ITTF)ワールドツアー・グランドファイナル(女子シングルス)で日本人女子として初めて優勝した。15年の全日本選手権では、女子シングルス、女子ダブルス(ペア・平野)、混合ダブルス(ペア・吉村真晴)の3冠に輝く。同年の世界選手権混合ダブルスでは銀メダル(ペア・吉村)、仙台で開催されたワールドカップでは日本人女子初となる準優勝を果たす。16年は、全日本選手権女子シングルスで3連覇し、世界選手権団体戦では銀メダルを獲得。同年8月8日、リオデジャネイロ・オリンピックの卓球女子シングルス3回戦でキム・ソンイ(北朝鮮)に3‐4のフルゲームで敗れ、初戦敗退。福原、伊藤美誠と臨んだ団体戦では本来の強さを見せ、同月16日、シンガポールとの3位決定戦では2番手として登場し完勝。銅メダル獲得に貢献した。16年8月時点での世界ランキングは6位。