ヤマグチ・ノボル。小説家、ゲームシナリオ作家。
1972年2月11日生まれ、茨城県出身。本名は非公表。明治大学を卒業後、ゲームシナリオ作家などを経て、2000年9月に「カナリア」(角川書店刊)で小説家デビュー。以後、ライトノベルを中心に著作活動を行う。04年6月に刊行が始まった「ゼロの使い魔」シリーズ(メディアファクトリー刊)は、魔法の存在する異世界に呼び出された男子高校生の冒険や恋愛を描き人気作に。本編20巻と外伝5巻を合わせたシリーズ累計発行部数は570万部に達し、ライトノベルを代表する作品の1つとなった。同作は、06年から4期にわたってテレビアニメ化もされた。他の著作に「グリーングリーン」「つっぱれ有栖川」(ともに角川書店刊)、「遠く6マイルの彼女」(富士見書房刊)など。11年7月には末期がんであることを公表し、以後、闘病生活に入った。13年4月4日、死去。41歳。