ウエハラ・コウジ。プロ野球選手。
1975年4月3日、大阪府生まれ。小学生の頃から野球を始める。91年に進学した東海大学付属仰星高校の野球部では外野手兼投手だったが、95年の大阪体育大学入学以降、投手に専念。3年時に日本代表に選ばれ、国際公式戦で最優秀投手を受賞。4年時には阪神大学リーグでノーヒットノーランを記録した。99年、ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。同年、最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率の4冠を独占し、沢村賞、ベストナインなども獲得した。2004年、アテネ・オリンピックで銅メダル。06年、第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2勝を挙げ、優勝に貢献した。09年、海外フリーエージェント(FA)権を行使して、大リーグのボルティモア・オリオールズに入団したが、右ひじの故障などで振るわず、11年のシーズン途中でテキサス・レンジャーズにトレードで移籍。13年、FAでボストン・レッドソックスに入団し、中継ぎ投手であるセットアッパーや、試合の最後に登板するクローザーとしてシーズン中から好成績を残した。同シーズンのアメリカン・リーグ(ア・リーグ)優勝決定シリーズでは優勝に大きく貢献し、日本人選手として初めて最優秀選手(MVP)に選ばれた。