オオタ・ユウキ。フェンシング選手。
1985年11月25日、滋賀県生まれ。元選手だった父親の影響で小学3年生からフェンシングを始め、95年の少年全国大会で優勝。平安高校(現・龍谷大学付属平安高校)時代の2001~03年、史上初のインターハイ3連覇を達成する。02年には史上最年少の17歳で全日本選手権初優勝。初めての日本代表となった04年のアテネ・オリンピックは9位。08年の北京オリンピックでは、男子フルーレ個人で日本フェンシング史上初となる銀メダルに輝く。12年のロンドン・オリンピックに3回目の出場を果たし、個人では3回戦で敗退したが、男子フルーレ団体で銀メダルを獲得。また、09年から小学生向けの大会「太田雄貴杯」を企画・開催し、12年には「SUPER FENSING」プロジェクトを立ち上げるなど、フェンシングの普及活動にも精力的に携わる。13年には、2020年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会の招致アンバサダーに就任。同年9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会でプレゼンターを務めるなど、開催決定に貢献した。15年7月16日、モスクワで開催されたフェンシング世界選手権の男子フルーレ個人で金メダルを獲得。個人、団体を通じて、日本勢史上初のフェンシング世界一に輝いた。