ハマグチ・リュウスケ。映画監督。
1978年12月16日、神奈川県生まれ。2003年に東京大学文学部卒業後、映画の助監督やテレビ番組のADなどを経て、2006年に東京藝術大学大学院映像研究科に入学。08年、修了制作の「PASSION」がスペインのサン・セバスチャン国際映画祭や東京フィルメックスに出品されて、高い評価を得る。10年、日韓共同製作の「THE DEPTHS」を監督。11~13年には、東日本大震災の被災者へのインタビューで構成された「なみのおと」「なみのこえ」、東北地方の民話を記録した「うたうひと」を、映画監督の酒井耕との共同監督で制作した。ほかに、「親密さ」(12年)、「不気味なものの肌に触れる」(13年)などがある。13年9月から14年2月にかけて、兵庫県神戸市で即興演技ワークショップを開き、その参加者を起用した「ハッピーアワー」を制作。同作で主演した田中幸恵さん、菊池葉月さん、三原麻衣子さん、川村りらさんの4人はいずれも演技未経験だったが、15年8月にスイスで開かれたロカルノ国際映画祭で日本人初となる最優秀女優賞に選ばれた。