サワ・ホマレ。サッカー選手。
1978年9月6日、東京都生まれ。主なポジションはMF(ミッドフィルダー)。兄の影響でサッカーを始め、小学校2年生のときに東京都府中市の府ロクサッカークラブに入団。中学校入学と同時にLリーグ(現なでしこリーグ)の強豪クラブである読売ベレーザ(現日テレ・ベレーザ)の下部組織に入り、すぐにトップチームに抜擢(ばってき)される。15歳で女子日本代表に初選出。99年、アメリカ女子サッカーリーグ(WUSA)のコロラド・デンバー・ダイヤモンズに入団。2000年にアトランタ・ビートに移籍して活躍したが、04年の同リーグ休止によりベレーザに復帰した。09年にアメリカ女子プロサッカー(WPS)のワシントン・フリーダムに移籍し、同年ベレーザに再復帰。11年にINAC神戸レオネッサに移籍した。代表としては、オリンピックに4度、ワールドカップに6度出場し、国際Aマッチは通算205試合出場、83得点。出場試合数、得点数ともに男女を通じて歴代最多の記録を持ち、長年にわたってなでしこジャパンをけん引した。特に11年のワールドカップ・ドイツ大会では主将としてチームを初優勝に導くとともに、自身も5ゴールを上げる活躍を見せ、大会の得点王と最優秀選手に輝いた。同年、なでしこジャパンとして団体で国民栄誉賞を受賞。12年1月にはアジア人選手として初めて、FIFA最優秀選手(バロンドール)に選ばれた。同年のロンドン・オリンピックで銀メダル、15年のワールドカップ・カナダ大会でも準優勝に貢献。同年8月には元Jリーガーの辻上裕章との結婚を発表した。15年12月16日、同年シーズン限りでの現役引退を表明。