タケ・ユタカ。騎手。
1969年3月15日、滋賀県生まれ。父は通算1163勝、G1級12勝を挙げた元騎手・調教師の武邦彦。弟の武幸四郎も現役の騎手。79年、JRAの栗東トレーニングセンターで乗馬を始め、84年にJRA競馬学校に入学。87年にデビューを果たし、69勝を挙げて新人年間最多勝利を記録した。翌年、菊花賞で初勝利を飾り、以後2010年まで23年間G1連続勝利記録をつくった。1990年、名馬オグリキャップの最後のレースに騎乗し、有馬記念を制覇。94年にはフランス競馬でムーラン・ド・ロンシャン賞を制し、日本人騎手初の海外G1ジョッキーとなる。95年、26歳4カ月の史上最速最年少で通算1000勝を記録。2002年、落馬して骨盤骨折の重傷を負ったが、史上最速最年少で通算2000勝を記録。翌03年には、JRA史上初の年間200勝を挙げ、05年にかけて3年連続年間200勝を達成した。07年7月、通算2944勝に到達し、岡部幸雄騎手の歴代最多勝記録を塗り替えた。13年11月17日、第30回マイルチャンピオンシップ(マイルCS)を制し、史上初となるG1通算100勝を挙げた。