スズキ・タケシ。チェアスキー選手。
1988年5月1日、福島県生まれ。97年、小学校2年時に、交通事故で両脚を切断。翌年から家族らの勧めで、チェアスキーを始める。2001年に、出場資格16歳以上のジャパン・パラリンピックに小学校6年で特別出場し、男子大回転座位(ジャイアントスラローム ; GS)で5位、男子回転座位(スラローム ; SL)で6位。06年に、トリノ・パラリンピックに初出場。男子滑降座位(ダウンヒル ; DH)で日本人最高位となる4位に入賞した。その後、駿河台大学に進学。08~09年のシーズンは、障害者アルペンスキーワールドカップの男子スーパー大回転座位(スーパージャイアントスラローム ; SG)、GS、SLの3種目で優勝し、総合3位。10年にバンクーバー・パラリンピックに出場し、GSで銅メダルを獲得した。11年、駿河台大学卒業とともに、同大学の学生支援部体育課職員となる。12~13年シーズンのワールドカップで総合1位。14年3月8日、ソチ・パラリンピックのDHで銅メダルを獲得。13日には、SLで見事、金メダルに輝いた。