マタヨシ・ナオキ。お笑い芸人。
1980年6月2日、大阪府生まれ。北陽高校(現関西大学北陽高校)時代はサッカー部に所属し、大阪府代表としてインターハイにも出場した。高校卒業後、お笑い芸人を目指して上京し、99年4月に吉本興業の育成機関である吉本総合芸能学院(NSC)東京校に入学。2003年10月に同期の綾部祐二とお笑いコンビ「ピース」を結成し、ボケを担当する。10年に「キングオブコント」で準優勝、「M-1グランプリ」で4位となり注目を集める。10~13年にバラエティー「ピカルの定理」(フジテレビ系)にレギュラー出演。芸能界屈指の読書家としても知られ、雑誌コラムなどの執筆活動も行う。著書に、エッセー集「第2図書係補佐」(11年、幻冬舎)や自由律俳句集「カキフライが無いなら来なかった」(共著、09年、幻冬舎)などがある。15年1月には、雑誌「文學界」(文藝春秋)2月号で若手お笑い芸人の姿を描いた小説「火花」を発表。同誌始まって以来の増刷となり計4万部を売り上げた。同年3月に単行本化された同作は、発売5日後に発行部数35万部に達する話題の本となり、7月には第153回芥川賞を受賞。8月には200万部を突破した。