ハダ・ケイスケ。作家。
1985年10月19日、東京都生まれ。中学時代から作家を志し始め、2003年、明治大学付属明治高校在学中に、「黒冷水(こくれいすい)」で第40回文藝賞を受賞。17歳での同賞受賞は、堀田あけみ、綿矢りさとともに史上最年少(当時)。明治大学商学部卒業。08年に「走ル」(「文藝」08年春季号)、09年に「ミート・ザ・ビート」(「文學界」09年12月号)、14年に「メタモルフォシス」(「新潮」14年3月号)で3度芥川賞候補となるが、いずれも受賞を逃す。15年7月16日、4度目のノミネートとなった「スクラップ・アンド・ビルド」(「文學界」15年3月号)で、又吉直樹の「火花」(初出「文學界」15年2月号、文藝春秋)とともに、第153回芥川賞を受賞した。その他の主な作品に、「不思議の国のペニス」(06年、河出書房新社)、「『ワタクシハ』」(11年、講談社)、「隠し事」(12年、河出書房新社)などがある。