タキグチ・ユウショウ。作家。
1982年10月18日、東京都生まれ。高校卒業後、数年間アルバイト生活を続けたのち、創作活動のために23歳で早稲田大学第二文学部に進学(その後中退)。2011年、「楽器」で第43回新潮新人賞を受賞し、作家デビューする。14年、「寝相」(新潮社)で第36回野間文芸新人賞候補。15年、映画「男はつらいよ」を題材とした小説、「愛と人生」(講談社)で第37回野間文芸新人賞を受賞する。16年1月19日、ある大家族の通夜に集まった親類たちの人間模様を描いた「死んでいない者」(「文學界」2015年12月号)で、第154回芥川賞を受賞。その他の作品に、第153回芥川賞候補となった「ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス」(15年、新潮社)などがある。