タカハシ・アヤカ。バドミントン選手。
マツトモ・ミサキ。バドミントン選手。
高橋礼華は、1990年4月19日、奈良県生まれ。母親の影響でバドミントンを始める。小学校5、6年時に全国小学生大会のシングルスで連覇を達成。2003年、バドミントンの強豪校である宮城県仙台市の私立聖ウルスラ学院中学校(当時)に進学するが、ヘルニアの影響で好成績は残せなかった。06年に聖ウルスラ学院英智高校に進学し、2年時に1年後輩の松友美佐紀とペアを組む。松友美佐紀は、1992年2月8日、徳島県生まれ。母と姉の影響で6歳からバドミントンを始め、小学校4~6年時に全国小学生大会3連覇。徳島市徳島中学校時代は、3年時に全国中学生大会で団体とシングルスの2冠に輝く。聖ウルスラ学院英智高校に進学し、高橋とペアを組む。高橋が3年生、松友が2年生の2008年にはインターハイで団体・ダブルスの2冠に輝き、松友はシングルスでも優勝して3冠を達成する。09年に高橋、10年に松友が日本ユニシスに入社。11~13年に全日本総合選手権大会女子ダブルス3連覇、15年同大会優勝、14年ヨネックスオープンジャパン女子ダブルス優勝、15年インドオープン女子ダブルス優勝など、国内外の大会で著しい戦績を残す。16年3月13日、全英オープン女子ダブルスで優勝。日本人の女子ダブルス優勝は1978年の徳田敦子、高田幹子組以来38年ぶりとなる。同年8月のリオデジャネイロ・オリンピックでは準決勝で韓国ペアを下し、日本勢としてはロンドン・オリンピック大会銀メダルの「フジカキペア」(藤井瑞希(みずき)、垣岩令佳(かきいわれいか))に続く決勝進出を果たした。決勝ではデンマークペアに第3ゲームまでもつれ込む白熱戦の末、逆転勝利し、バドミントン日本勢初のオリンピック金メダルを獲得した。オリンピック女子ダブルスの金メダルはこれまで5大会連続で中国勢が占めていたがその牙城を崩した点においても価値がある。愛称は「タカマツペア」。世界ランキング1位(2016年8月25日時点)。