キタジマ・コウスケ。水泳選手。
1982年9月22日、東京都生まれ。5歳から水泳を始め、中学2年生から平井伯昌(のりまさ)コーチに師事する。2000年、日本選手権の100メートル平泳ぎで優勝し、同年のシドニー・オリンピックに初出場。同種目で4位に入賞し、注目を集める。01~04年の日本選手権では、50メートル、100メートル、200メートルの平泳ぎ全種目で4年連続優勝を達成する。04年のアテネ・オリンピック、08年の北京オリンピックにおいて、100メートル平泳ぎ、200メートル平泳ぎの2種目で2大会連続の金メダルを獲得。両オリンピックでは、400メートルメドレーリレーでも銅メダルに輝いた。アテネ・オリンピックの100メートル平泳ぎ優勝後のインタビューで発した「チョー気持ちいい」という言葉は、04年の新語・流行語大賞に選ばれた。12年、4大会連続の出場となったロンドン・オリンピックでは100メートル平泳ぎ5位、200メートル平泳ぎ4位と個人種目でのメダルは逃すが、400メートルメドレーリレーで銀メダルを獲得する。16年4月、リオデジャネイロ・オリンピックの代表選考会を兼ねた日本選手権では、6日の100メートル平泳ぎで2位に入ったものの、派遣標準記録に0秒3届かず、8日の200メートル平泳ぎでは5位に終わり、5大会連続のオリンピック出場はならなかった。同月10日、記者会見を開き現役引退を発表。03年、04年、08年に紫綬褒章受章。02年、03年、08年に日本スポーツ賞大賞を受賞するなど、数多くの賞に輝いている。