フクハラ・アイ。卓球選手。
1988年11月1日、宮城県生まれ。3歳でラケットを握り、10歳で女子プロ卓球選手第1号となる。94~2000年まで、全日本選手権のバンビ(8歳以下)、カブ(10歳以下)、ホープス(12歳以下)の部でシングルス7年連続優勝。2000年5月、史上最年少の11歳7カ月で日本代表入り。01年、中学1年生で私立青森山田中学に転校。02年、全日本選手権女子ダブルスで小西杏とペアを組み、中学生で初めて優勝した。03年、世界選手権に史上最年少で初出場し、女子シングルス8強入り。04年、世界選手権団体戦で銅メダルを獲得(06年、08年、10年も銅メダル)。同年、アテネ・オリンピックに初出場し、女子シングルス16強入り。05年には中国の卓球スーパーリーグに参戦。07年には私立青森山田高校から早稲田大学に進学(10年、国際大会への出場を優先するため中退)。08年の北京オリンピックでは、女子シングルス16強、団体4位となる。11年の世界選手権混合ダブルスでは、岸川聖也とのペアで銅メダル。12年の全日本選手権女子シングルスでは、石川佳純を破り、13度目の出場で念願の初優勝を果たすとともに、マスターズ(30歳以上)を除く年代別全タイトルを獲得するという史上初の快挙を達成。同年のロンドン・オリンピックでは、石川、平野早矢香とともに、日本卓球史上初のメダルとなる女子団体銀メダルを獲得。13年、全日本選手権女子シングルス2連覇。16年の世界選手権団体戦では銀メダルを獲得する。同年8月11日、リオデジャネイロ・オリンピックの卓球女子シングルス3位決定戦でキム・ソンイ(北朝鮮)に1‐4で敗れて4位となり、惜しくも個人でのメダル獲得を逃した。同月16日、石川、伊藤美誠と臨んだ女子団体戦の3位決定戦ではシンガポールを破って、銅メダルを獲得した。16年8月時点での世界ランキングは8位。