ヒガシヤマ・アキラ。作家。
1968年9月11日、台湾の台北市生まれ。本名、王震緒。西南学院大学を卒業後、航空会社に勤務。退職後、同大学経済学研究科修士課程、中国吉林大学経済学院博士課程で学ぶ。その後、通訳などの仕事を経て、2002年に「タード・オン・ザ・ラン」で第1回「このミステリーがすごい!」大賞に応募し、銀賞・読者賞を受賞。翌年、同作を改題した「逃亡作法 TURD ON THE RUN」(宝島社)で作家デビューする。09年には、「路傍」(08年、集英社)で第11回大藪春彦賞を受賞。その後、第67回日本推理作家協会賞候補となった「ブラックライダー」(13年、新潮社)や、「ラブコメの法則」(14年、集英社)、「キッド・ザ・ラビット ナイト・オブ・ザ・ホッピング・デッド」(14年、双葉社)などを発表。15年7月16日、生まれ故郷の台湾を舞台にした「流(りゅう)」(講談社)で、第153回直木賞を受賞。初のノミネートで栄冠に輝いた。