ミズタニ・ジュン。卓球選手。
1989年6月9日、静岡県生まれ。5歳で卓球を始め、03年、中学2年生のときに福原愛の出身校である卓球の強豪校、私立青森山田中学に転校。同年、ドイツにも留学した。04年、全日本選手権ジュニアの部に出場し、男子シングルス史上最年少優勝。05年、世界選手権に史上最年少出場。07年、全日本選手権で男子シングルス史上最年少優勝を果たし、以後11年まで史上初の5連覇を達成。また07~10年には、岸川聖也とのペアで男子ダブルス4連覇。2008年、私立青森山田高校から私立明治大学に進学。この年の世界選手権団体戦で銅メダル。同年、北京オリンピックに初出場し、シングルスは3回戦敗退、団体では5位入賞。オリンピック後、中国の卓球スーパーリーグに参戦する。10年、国際卓球連盟(ITTF)プロツアー・グランドファイナル(男子シングルス)で日本人選手として初優勝を遂げた。12年、全日本選手権で男子ダブルス優勝(ペア・岸川)。同年の世界選手権団体戦で銅メダルを獲得し、ロンドン・オリンピックでは、シングルス4回戦敗退、団体5位入賞。13年、世界選手権男子ダブルスで銅メダル(ペア・岸川)。14~16年には全日本選手権で3連覇し、最多タイとなる8回目の優勝を遂げる。14年のITTFワールドツアー(旧・プロツアー)・グランドファイナル(男子シングルス)で2度目の優勝。16年の世界選手権では、団体戦で39年ぶりの銀メダル獲得に貢献した。16年8月11日、リオデジャネイロ・オリンピックの卓球男子シングルス3位決定戦で、ベラルーシのウラジミール・サムソノフを4‐1で破って銅メダルを獲得。オリンピック卓球シングルスでの日本人のメダル獲得は、男女を通じて初めての快挙。また、丹羽孝希、吉村真晴とともに出場した同月17日の卓球男子団体決勝では、2番手として登場し1勝を上げたが、中国に1‐3で敗れ銀メダルとなった。16年8月時点での世界ランキングは6位。