オトタケ・ヒロタダ。作家。
1976年4月6日、東京都生まれ。両手足がない先天性四肢切断という障害がある状態で生まれ、3歳のときから電動車いすで生活を送る。早稲田大学在学中の1998年10月に自伝「五体不満足」(講談社刊)を出版し、大きな話題に。同書は文庫版を含め発行部数580万部のミリオンセラーになった。大学卒業後は、スポーツキャスターやスポーツライターとして活動し、「乙武レポート」「年中無休スタジアム」(ともに講談社刊)、「しごと。」(文藝春秋刊)などを出版。その後、2005年4月に東京都新宿区教育委員会の非常勤職員「子どもの生き方パートナー」として教育分野で活動を始め、07年2月に明星大学の通信課程で小学校教諭二種免許を取得。同年4月から10年3月まで、東京都杉並区立杉並第四小学校で教諭として勤務した。10年9月には、教諭の経験をもとにした自伝的小説「だいじょうぶ3組」(講談社刊)を出版。同作は13年3月に映画化(廣木隆一監督)され、自身も小学校教諭役として出演した。また、同年3月には、2年の任期で東京都教育委員に就任した。