コレエダ・ヒロカズ。映画監督、テレビディレクター。
1962年6月6日、東京都生まれ。87年に早稲田大学を卒業後、映像制作会社のテレビマンユニオン(本社・東京都渋谷区)に入社。「しかし…」(91年、フジテレビ)、「記憶が失われた時」(96年、NHK)など、主にドキュメンタリー番組の制作を手がける。95年、「幻の光」で映画監督としてデビューし、同作は第52回ベネチア国際映画祭で「金のオゼッラ賞」などを受賞。2004年には、「誰も知らない」で主演を務めた柳楽優弥が、第57回カンヌ国際映画祭で史上最年少の最優秀男優賞を受賞し、話題を呼んだ。他の監督作品に「ワンダフルライフ」(1998年)、「花よりもなほ」(2006年)、「歩いても 歩いても」(08年)などがある。13年5月には、福山雅治が主演した「そして父になる」を第66回カンヌ国際映画祭に出品し、主要賞の一つである審査員賞を受賞。日本映画としては、1987年の「親鸞・白い道」(三國連太郎監督)以来、26年ぶりの同賞受賞作となった。