タカナシ・サラ。スキージャンプ選手。
1996年10月8日、北海道生まれ。スキージャンプ選手だった父の影響で、2004年、8歳のときにジャンプ競技を始める。09年に13歳で女子日本チーム入りを果たす。11年、第53回HBCカップジャンプ競技会女子の部で、大倉山シャンツェの女子バッケンレコード(最長不倒距離)141メートルを記録。同年2月、オーストリアで開催されたコンチネンタルカップで国際スキー連盟公認国際ジャンプ大会における女子選手史上最年少優勝を果たす。中学卒業後、北海道旭川市のグレースマウンテンインターナショナルスクールに入学。ジャンプ競技と学業を両立させ、高校1年時に高等学校卒業程度認定試験(旧大検)に合格する。11~12年シーズンは、オーストリアのインスブルックユースオリンピックで金メダルに輝き、ノルディックスキージュニア世界選手権で優勝。翌12~13年シーズンには、同選手権を連覇するとともに、初出場したFIS(国際スキー連盟)女子ワールドカップで史上最年少の個人総合優勝を果たす。13~14年シーズンは、14年2月のロシアのソチ・オリンピックに出場し、ノーマルヒルで4位に入賞。ワールドカップでは、18戦15勝の女子最多優勝記録で2年連続の個人総合優勝を飾る。14~15年シーズンは、ワールドカップ総合2位。15~16年シーズンは、ワールドカップで10連勝を含む17戦14勝を挙げ、2年ぶり3回目の個人総合優勝に輝いた。ワールドカップの通算優勝回数は、16年3月時点で44回となった。