アンドウ・サクラ。女優。
1986年2月18日、東京都生まれ。本名、柄本さくら。父は俳優・映画監督の奥田瑛二、母はエッセイストの安藤和津、姉は映画監督の安藤桃子、夫は俳優の柄本佑。2007年、父が監督した映画「風の外側」のヒロイン役で女優デビュー。09年、園子温監督「愛のむきだし」で、第24回高崎映画祭最優秀新人賞、第31回ヨコハマ映画祭助演女優賞を受賞し、一躍注目を集める。12年には、「かぞくのくに」で第55回ブルーリボン賞主演女優賞を獲得。また、同作で第86回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞を受賞するとともに、「愛と誠」「その夜の侍」などの演技で同助演女優賞も同時受賞する。15年の第38回日本アカデミー賞では、姉の桃子が監督を務めた「0.5ミリ」で優秀主演女優賞を受賞。16年の第39回日本アカデミー賞では、不器用な32歳の女性がボクシングを通して変わっていく姿を描いた「百円の恋」(14年)で最優秀主演女優賞に輝く。その他、各映画賞での受賞歴は数多い。その他の出演作品に、映画では「今日子と修一の場合」(13年)、「白川夜船」(15年)、テレビドラマではNHK連続テレビ小説「おひさま」(11年)、フジテレビ系「ショムニ2013」(13年)、舞台では「恋する妊婦」(08年)などがある。16年4月から放送の日本テレビ系新日曜ドラマ「ゆとりですがなにか」では、連続ドラマ初のヒロイン役を演じている。