サトウ・タクマ。レーシングドライバー。
1977年1月28日、東京都生まれ。和光学園高校在学時に自転車競技を始め、94年8月に自転車ロードレースで全国高等学校総合体育大会(インターハイ)優勝。早稲田大学進学後も96年6月に全日本学生選手権個人戦で優勝するなど、自転車競技で実績を残す。同年、大学を休学して鈴鹿サーキットレーシングスクール フォーミュラ(SRS-F)に入校し、モータースポーツに転向。98年3月に全日本F3に参戦し、同年7月に渡英。2001年のイギリスF3では日本人初となるシリーズ総合優勝を達成した。02年にはジョーダン・ホンダでF1デビューすると、10月の日本グランプリで5位入賞。その後もF1の世界で活躍を続け、04年6月のアメリカグランプリでは日本人最高タイの3位に入賞し、表彰台に上った。06年からは、元F1ドライバーの鈴木亜久里が結成したスーパーアグリの正ドライバーとなるが、同チームは資金難のため08年5月にF1から撤退し、所属チームを失う。その後、10年にアメリカのインディカー・シリーズに参戦。13年4月のシーズン第3戦で、日本人ドライバーとして初めて同レースでの優勝を果たした。