ミウラ・カズヨシ。プロサッカー選手。
1967年2月26日生まれ。静岡県出身。ポジションはフォワードで、愛称は「カズ」。小学校1年で本格的にサッカーを始め、中学校時代から注目を集める。82年、私立静岡学園高校を1年で中退して単身、ブラジルにサッカー留学。86年に日本人として初めて名門サントスとプロ契約を結び、以降、マツバラ、クルーベ、ジャウー、コリチーバなどブラジルのクラブで活躍する。90年に帰国し、ヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)の前身である読売クラブに入団。同年、日本代表に初選出される。Jリーグが発足した93年にはエースとしてヴェルディの優勝に貢献し、初代JリーグMVP(最優秀選手)に輝く。ワールドカップ・アメリカ大会のアジア地区最終予選でも4得点を挙げるが、最終戦で「ドーハの悲劇」を経験し本大会出場を逃す。94年、イタリアのジェノアにレンタル移籍し、日本人初のセリエAプレーヤーに。95年にヴェルディに復帰し、翌96年には23ゴールを挙げてJリーグ得点王になる。98年のワールドカップ・フランス大会では、本大会直前でメンバーから外された。99年1月、クロアチアのディナモ・ザグレブに移籍。同年8月にJリーグに復帰して京都パープルサンガ(現京都サンガ)に入団する。2000年12月、ヴィッセル神戸に移籍。05年7月、J2の横浜FCに移籍し、同年11月に3カ月の期限付きでオーストラリアのシドニーに移籍してFIFAクラブ世界選手権に日本人として初出場した。06年、横浜FCに復帰。16年6月19日のJ2岐阜戦でゴールを決め、自らが持つJリーグ最年長得点記録を49歳3カ月24日に更新した。同日時点での通算記録はJ1で321試合出場139得点、J2で213試合出場22得点。日本代表としては通算で89試合に出場し55得点の記録を残している。妻はモデルの三浦りさ子で、兄の三浦泰年も元サッカー選手。