ノグチ・ミズキ。陸上選手。
1978年7月3日、三重県生まれ。中学生のとき、友人に誘われ本格的にマラソン競技を始める。97年、県立宇治山田商業高校を卒業し、ワコールに入社。99年にグローバリーに移籍し、札幌国際ハーフマラソンで2位。同年10月の世界ハーフマラソン選手権でも2位に入賞し、注目を集める。2002年3月、マラソンデビューの名古屋国際女子マラソンでは2時間25分35秒で優勝。03年1月の大阪国際女子マラソンでは2時間21分18秒で優勝。同年8月のパリ世界選手権で2位に入賞し、04年アテネ・オリンピックの代表に選ばれる。同オリンピックの女子マラソンでは、2時間26分20秒で金メダル。前回の00年シドニー・オリンピックでは高橋尚子が金メダルをとっており、2大会連続で日本人選手の金メダルとなった。翌05年9月のベルリンマラソンでは、2時間19分12秒の日本記録で優勝。16年4月現在、この記録は破られていない。05年12月から、シスメックスに所属。07年11月の東京国際女子マラソンでは、2時間21分37秒で優勝。08年の北京オリンピック代表に選ばれるが、大会直前に故障して欠場。以後はけがに悩まされ、13年8月のモスクワ世界選手権では途中棄権した。16年3月13日、リオデジャネイロ・オリンピック出場を懸けた名古屋ウィメンズマラソンでは、2時間33分54秒で23位に終わり、4月15日に現役引退を発表した。