アサダ・マオ。フィギュアスケート選手。
1990年9月25日、愛知県生まれ。姉は、フィギュアスケート選手の浅田舞。5歳からスケートを始め、早くから天才少女として注目を集めた。2004~05年シーズンは全日本ジュニアフィギュアスケート選手権、ジュニアグランプリ(GP)ファイナル、世界ジュニアフィギュアスケート選手権で優勝。シニアの国際大会にデビューした05~06年シーズンではトリプルアクセルを武器に15歳でGPファイナルを初制覇。07~08年シーズン、四大陸フィギュアスケート選手権、世界フィギュアスケート選手権で初優勝。08~09年シーズン、GPファイナルで2度目の優勝。09~10年シーズンは、全日本選手権、四大陸選手権で優勝。10年のバンクーバー・オリンピックに初出場し、銀メダルを獲得、同年の世界選手権で2度目の優勝を果たした。その後、ジャンプを基礎から見直すなど自らのスケーティング改造に取り組んだが、11~12年シーズンは世界選手権で6位にとどまるなど低迷した。しかし、12~13年シーズンには、GPファイナル、四大陸選手権で優勝し復調を印象づけた。13~14年シーズンはGPシリーズで2戦2勝、GPファイナルも制するなど好調を維持。14年2月、これまでの集大成との気持ちで臨んだソチ・オリンピックでは、ショートプログラム(SP)での演技が振るわずまさかの16位からのスタートだったが、フリーで挽回し6位に入賞した。同年3月27日、世界選手権のSPでトリプルアクセルを成功させ、世界歴代最高の78.66点でトップに立ち、29日のフリーで逃げ切り、自己ベストとなるトータル216.69点を上げ、4年ぶり3度目の優勝を果たした。世界選手権の3度の制覇は日本人初となる。