キャロライン・ケネディ。弁護士、作家。
1957年11月27日、アメリカ、ニューヨーク生まれ。第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディと妻ジャクリーンの長女。生を受けたケネディ家は、元大統領以外にも、その弟で司法長官を務めたロバート・ケネディ、46年間にわたって上院議員として活躍したエドワード・ケネディなど、数多くの政治家を輩出してきたアメリカ政界の名家として知られる。と同時に、元大統領が遊説中の63年11月に凶弾に倒れ、ロバートも68年に暗殺されるなど、非業の死を遂げた者が多いことから、悲劇の一族と評されることもある。キャロラインは、ハーバード大学卒業後、メトロポリタン美術館に勤務し、86年にデザイナーのエドウィン・シュロスバーグと結婚。一男二女をもうけた。その後、コロンビア大学法科大学院を修了して弁護士資格を取得。ケネディ記念図書館の支援財団理事長などを務めるほか、作家としても活躍する。2008年のアメリカ大統領選挙における民主党候補者争いではオバマ大統領への支持をいち早く表明し、12年の大統領選挙でも同氏を支持した。13年7月には、ジョン・ルースの後任として、同年秋から駐日アメリカ大使に就任することが決定。高い知名度や、初の女性駐日大使となったことから、日米両国で話題を呼んだ。