ジャン=クロード・ユンケル。前ルクセンブルク首相、政治家。
1954年12月9日、ルクセンブルクのレダンジュ生まれ。フランスのストラスブール大学卒業後、弁護士を経て、84年に国会議員に初当選した。所属政党はキリスト教社会党。同年、29歳の若さで労働大臣に就任し、89年からは財務大臣も兼職。EU統合推進派であり、統一通貨であるユーロの創設準備に尽力した。95年1月に歴代最年少の40歳で首相に就任し、以後2013年12月の退任まで19年間、同職を務めた。この間、05年1月から13年1月まで、ユーロを採用しているEU各国の財務大臣で構成されるユーロ圏財務相会合(ユーログループ)の初代議長を務め、「ミスター・ユーロ」とも呼ばれた。14年6月27日、EUの首脳会議の採決によって、欧州委員会の次期委員長に指名。同年7月16日の欧州議会の承認を経て、同年11月に正式に就任する。