ニカイドウ・フミ。女優、ファッションモデル。
1994年9月21日、沖縄県生まれ。12歳で沖縄のフリーペーパー「沖縄美少女図鑑」に写真が掲載される。これをきっかけにスカウトされ、2007年から芸能活動をスタート。ローティーン向けファッション誌「nicola(ニコラ)」(新潮社)の専属モデルを経て、09年に、役所広司の初監督作品「ガマの油」に抜擢(ばってき)され、女優デビューを果たす。11年に、「劇場版神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」で映画初主演。同年、第68回ベネチア国際映画祭に出品された園子温監督の「ヒミズ」で、主演の染谷将太とともにマルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人俳優賞)を受賞した。13年には、「ヒミズ」などの演技が評価され、第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を、14年1月には、第56回ブルーリボン賞助演女優賞を、7月には熊切和嘉監督の「私の男」でニューヨーク・アジア映画祭のライジング・スター賞を受賞した。同年、慶応義塾大学に進学。ほかの出演作品には、映画では「王様とボク」(12年)、「悪の教典」(12年)など、テレビドラマでは、NHK・BS「テンペスト」(11年)、フジテレビ系「未来日記 ANOTHER:WORLD」(12年)、NHK大河ドラマ「平清盛」(12年)、同「軍師官兵衛」(14年)などがある。