レナード・ニモイ。俳優、映画監督。
1931年3月26日、アメリカのマサチューセッツ州生まれ。両親は旧ソ連のウクライナから移り住んだユダヤ系の移民。幼少期から演劇を学び、陸軍勤務などを経て、51年に「Queen for a Day」で映画デビューする。66年にテレビ放送が開始されたSFドラマ「スタートレック」(邦題「宇宙大作戦」)に、地球人の母と異星人の父を持つミスター・スポック役でレギュラー出演。とがった耳や冷静沈着な性格が特徴の同役で、一躍スター俳優となる。その後、テレビドラマ「スパイ大作戦」シリーズにも出演。映画監督としても活動し、映画版「スタートレック」の3作目(84年)、4作目(86年)でメガホンを握った。他の監督作に「スリーメン&ベビー」(87年)、「情熱の代償」(88年)などがある。また、声優や写真家としての活動でも知られる。2015年2月27日、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)のため死去。83歳。