フクシマ・チサト。陸上選手。
1988年6月27日、北海道生まれ。種目は女子100メートル、200メートル。小学校4年生で陸上を始め、幕別町立糠内中学校3年生のとき、全国中学校体育大会の100メートル、200メートルで2位になる。2006年、市立北海道帯広南商業高校3年生のときのインターハイで100メートル2位。同校卒業後、北海道ハイテクノロジー専門学校に進み、クラブチームの北海道ハイテクアスリートクラブ(ハイテクAC)に所属。08年4月の織田幹雄記念国際陸上100メートルで日本記録タイ(当時)の11秒36をマークして注目を集める。08年の北京オリンピックでは56年ぶりに女子100メートルの代表選手に選ばれたが、1次予選で敗退した。09年6月、布施リレーカーニバルの100メートルで11秒24の日本新を記録。同月の日本選手権200メートルでも23秒00の日本新記録をマークする。10年には、4月の織田記念で100メートル11秒21、5月の静岡国際で200メートル22秒89を記録し、両種目の日本新を更新。同年11月のアジア大会で100メートル、200メートルの短距離2冠に輝く。12年のロンドン・オリンピックは100メートル、200メートルともに予選敗退。16年6月の日本選手権100メートルでは大会7連覇を達成し、同年のリオデジャネイロ・オリンピック代表に決定した。また、同大会の200メートル決勝でも日本新記録となる22秒88をマークして優勝し、オリンピック出場が決定した。