セト・ダイヤ。競泳選手。
1994年5月24日、埼玉県生まれ。5歳から水泳を始め、同県入間郡のJSS毛呂山スイミングスクールに通う。同学年の萩野公介とは、小学生時代からのライバルで、ジュニアオリンピックなどで互いにしのぎを削ってきた。2009年にはアジア選手権400メートル個人メドレーで優勝。私立埼玉栄高校に進学した10年から、短水路で行われるFINA競泳ワールドカップに毎年参加して好成績を収め、期待の若手と目される。しかし、ロンドン・オリンピックの代表選考会となった12年4月の日本選手権では3位に終わり、代表の座を逃した。その後、オリンピックでの萩野の活躍に発奮し、同年のワールドカップ400メートル個人メドレーで6大会連続優勝を遂げ、世界短水路選手権の同種目でも優勝した。13年4月、早稲田大学スポーツ科学部に進学。同年7~8月にスペインのバルセロナで開催されたFINA世界水泳選手権大会(世界水泳)の400メートル個人メドレー決勝でも萩野を破って1位となり、オリンピックも含めた世界大会の同種目では日本人初となる金メダルを獲得した。また、15年7~8月にロシアのカザンで開催された世界水泳の400メートル個人メドレー決勝で1位となり日本人初の2連覇。16年リオデジャネイロ・オリンピックでは、400メートル個人メドレーで銅メダルを獲得、金メダルの萩野との男子ダブル表彰台は1956年メルボルン・オリンピック以来60年ぶり。